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(2024年7月 更新)
高度専門で在留中の人が転職する場合は他の就労ビザと違ってくるところはあるのか、ということについて解説を行っていきますが、結論から言うと他の就労ビザとは違った注意が必要になってきます。
そのため現在、高度専門職をお持ちの外国人の方で転職をお考えの場合などは是非、参考にしていただけると幸いです。
高度専門職1号をお持ちの方が転職する場合、ビザの変更 ( 再申請 ) が必要となります。
というのも高度専門職1号の場合、現在働いている職で高度専門職のポイント計算をしてビザの許可が出たものになり、パスポートに所属機関 ( 勤務先 ) などが記載されている指定書というものが貼られていますので、転職をする場合はその指定書に記載された所属機関 ( 勤務先 ) ではなくなってしまうためにビザの変更が必要になる、という事です。
技術・人文知識・国際業務ビザの場合は所属機関の指定はされておりませんので、仕事内容などの大きな変更がなければビザの変更までは求められていませんので、この点が大きな違いとなっております。
転職時にはビザの変更が必要であるという事はお伝えしましたが、ここで注意していただきたいのが高度専門職のポイントについてです 。
ビザの変更 ( 再申請 ) をするという事は、もう一度高度専門職で働きたい場合にポイントも再度、計算しなおさなくてはいけないという事になります。
そのため場合によっては高度専門職で求めるポイントを取得できない場合もあります。
転職をお考えの場合はこの点に気を付けましょう。
高度専門職2号の場合は、1号と違って所属機関 ( 勤務先 ) の指定がありませんので、高度専門職の業務であれば所属機関変更届の届出のみでビザの変更までは必要ありません。
今回は、高度専門職の転職について解説を行っていきました。
ビザの変更が必要ではあるものの、不可能ではありません。
ですが、実際上は新規での申請と同じ難易度となりますので多くの必要書類の収集をする時間と労力が必要になりますし、ポイントも満たすことができるかなど考えなくてはならないことも多くなりますので、転職をお考えの場合は慎重な判断を行いましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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