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先日、ニュースで「日本がデジタルノマドビザ発給へ」というタイトルのニュースを目にしました。
皆さんはデジタルノマドとはどういう意味なのかご存知でしょうか。
正直、私はこの仕事をするまではどんな意味なのか分かりませんでした。
日常生活の中ではあまり耳にする機会の少ない言葉だと思いますので、今回はその意味やどのようなビザなのかについて解説を行っていきます。
まずはデジタルノマドについてですが、ノマドというのはフランス語で『遊牧民や定住しない人』という意味を持っています。
それにデジタル( コンピュータや情報技術 )が付くことにより、国内や国外など拠点にとらわれずインターネットを活用して自身の好きな場所で仕事を行う人のことを指します。
一昔前まではあまり考えられないような働き方ですが、特に新型コロナウィルスの流行によりリモートワークが多く行われるようになったのがきっかけに、PCさえあれば仕事ができるというウェブ開発者、グラフィックデザイナー、システムエンジニアといった方達の新たな働き方と言えます。
デジタルノマドビザは多くの国で発給されており、有名な国としてはジョージア、クロアチア、アイスランド、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、ドミニカ、コスタリカ、メキシコ、エクアドル、コロンビア、ドバイ、タイ、インドネシアなどで発給されております。
国によって変わってきますが、現地で観光をしながら働くことになるので収入面での要件が比較的高めに設定されているのが特徴です。
また、滞在期間もその国によって違いがあり、6ヶ月や1年、最長で10年まで滞在できる国もありますので、デジタルノマドビザでの滞在を検討している場合はその国のサイトで検索してみましょう。
日本でのデジタルノマドビザは2024年3月末までに開始することを目的とされていますので、2024年2月の段階では確定情報ではないことに注意をしていただきたいのですが、在留資格「特定活動」の一つに加えることを検討しており、
・年収が1,000万円以上であること
・民間医療保険に加入済みであること
という要件になりそうです。
また、検討されているデジタルノマドビザは家族の帯同も可能で期間も最長で半年間と短期滞在ビザに比べてもより長い期間の滞在が可能となっていますから需要はありそうですね。
今回は今後、発給されることになるであろうデジタルノマドビザについて解説を行っていきました。
現段階では確定したものではありませんが、早ければ3月末には開始を検討しているという事ですから、大きな変更は今後もないのではないかと思います。
このデジタルノマドビザにより、日本の経済にもプラスの影響があるでしょうから今後もこの動向に注目しつつ変更などがあれば随時、取り上げていこうと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。