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2023年02月24日永住権永住権取得までの流れ

永住権の取得について

今回は永住権を取得しようとしている方向けに、永住権取得までの一般的な流れについて解説を行っていきます。

パターンとしては行政書士などに依頼をするか、ご自身で申請するかの2パターンになりますのでそれぞれ分けて見てみましょう。

※ 永住権についてはこちら

行政書士に依頼するパターン

① 依頼する行政書士事務所を探す

② 行政書士事務所に連絡

③ 行政書士に相談・依頼をする

④ 永住権申請に必要な書類の収集と申請書の作成

⑤ 出入国在留管理局に申請‣審査

⑥ 結果の通知

となっております。

① 依頼する行政書士事務所を探す

まずはどの行政書士事務所に相談をするかを考えなくてはいけません。

ここで注意することは、できるだけビザを専門に取り扱っている行政書士事務所を探すことです。

行政書士というのは取扱うことのできる仕事の範囲がとても広いので自分の専門分野以外のものは、実はあまり知らないという事も実際にありますので、サイトの検索や紹介を通してビザ申請専門などと掲げている行政書士事務所に相談することをおすすめします。

② 行政書士事務所に連絡

どの行政書士事務所に相談をお願いするか決まったら、実際にその事務所に連絡をしてみましょう。

事務所によって相談は無料としているところもあれば、1時間○○円と有料の場合もありますので、その点も事前にしっかり見ておかないと後々のトラブルになることもありますので忘れず確認をしたうえで連絡をしてください。

ご自身の今の状況を伝えれば永住申請の要件を満たしているかどうか行政書士から回答が出ます。この段階では客観的な判断になります。

さらに個別の状況をヒアリングしたうえでの判断をしてもらうことが必要となりますので、面談日の予約を取るようしましょう。

③ 行政書士に相談・依頼をする

②で面談日の予約を取って直接、細かいご自身の状況などを説明していきます。

その結果、永住権を取得できる可能性があるようであれば、依頼した場合のサービスや取得までのスケジュール、料金の説明などがされますのでそれを聞いて依頼をするかどうするかしっかりと考えましょう。

サービス、スケジュール、料金などに納得をしたら行政書士に正式に依頼をすることになります。

事務所の方針によって料金が前払い、初めに着手金としてある程度支払って残りを途中で支払う後払いなど様々なパターンがありますから、よく確認をしておきましょう。

④ 永住権申請に必要な書類の収集と申請書の作成

この永住申請に必要な書類の収集も依頼した事務所のプランや方針によって行政書士が収集するのがメインになるか、収集はご自身で行うかが変わってきます。

お客様の中にはなるべく費用を抑えたいという考えから自分で書類を集める比較的、料金の安いプランを選ばれる方もいらっしゃると思いますが、この書類の収集はかなりの手間と労力がかかります。

市役所で戸籍謄本や住民票、税務署では納税証明書、母国から取得する書類など多岐にわたります。

行政書士がすべてを収集することはできず、中にはお客様に取得を依頼する書類もありますが、役場関係の書類は有効期限が3か月となっておりますので、会社員の方であれば平日の休みに少しずつ集めていき、書類を間違えればまた収集しなおして…としているうちに初めに取った書類の有効期限を越してしまう可能性があります。

そうなると期限の切れた書類もまた再取得しなくてはいけなくなりますし、なにより申請がどんどん遅れてしまいますので、少しでもご自身の負担を減らして永住権を早く取得するためにも書類の収集は行政書士に依頼することをおすすめいたします。

⑤ 出入国在留管理局に申請‣審査

書類がすべて揃って、申請書の作成も終わるといよいよ出入国在留管理局に申請です。

この申請も事務所によって行政書士が代わりに申請をするか、申請はご自身で行ってもらうかが変わってきます。

出入国在留管理局は平日の日中しか開いていませんので、行政書士が代わりに申請をする事務所を選んだほうがご自身の負担はだいぶ軽減できますね。

申請が無事に受け付けられると審査が始まります。

出入国在留管理局のホームページには標準処理期間( 審査期間 )は4か月とされていますが、中には審査期間が1年かかったという話も聞きますので参考程度にしてもらえればと思います。

審査期間中に勤務先の調査やご自宅の訪問もあったというケースもあります。

また、出入国在留管理局から追加で資料の提出などを求められることがありますが、行政書士に依頼をすれば追加の資料提出にも行政書士が対応しますので、その点は安心です。

⑥ 結果の通知

審査が終了すると依頼をした行政書士事務所に結果の通知が来ます。

許可の場合は通知のハガキが送られてきて、そのハガキに書かれているものを期日まで出入国在留管理局に持って行き永住の在留カードを受け取りに行くのですが、これも依頼した事務所やプランによって行政書士が出入国在留管理局に行くか、ご自身が行くか分かれてきます。

頭金を支払っている場合は、この段階で残金を清算していただき、その後に在留カードとお預かりしていた資料などをお渡しして終了となります。

不許可の場合は簡易書留で封筒が送られてきて、中に簡単な不許可の理由が書かれています。

再申請するための不許可の具体的な理由は出入国在留管理局に直接聞きに行くことになりますが、これは行政書士が代わりに聞きに行って、その後にリカバリーできるかどうか対応策を考えます。

そしてリカバリーができそうであれば、不許可の理由を払拭して再申請をします。


ご自身で申請するパターン

① 管轄の出入国在留管理局に相談をする

② 書類の収集

③ 申請書類等の作成

④ 入国管理局に申請・審査

⑤ 結果の通知

となっております。

① 管轄の出入国管理局に相談をする

まずはご自身が永住権の申請をするにあたって要件を満たしていることが大前提になってきます。

インターネットでも調べることができますが、中には誤った情報もありますので管轄の出入国在留管理局に行って相談をするようにしましょう。

相談に行くと現在のビザ、来日歴、家族関係などいろいろな質問をされて永住権の要件を満たしていると判断されると申請に必要な書類を教えてもらえるのですが、ここで教えてもらえる書類はあくまでも「 最低限のもの 」になります。

② 書類の収集

出入国在留管理局から教えてもらった書類などを収集していきます。

収集する書類は市役所、税務署、法務局などに行くことがほとんどになりますので、平日の日中に時間を確保することが必要です。

ビザの更新と違い永住申請に期限はありませんが、市役所などから取得した書類の有効期限は3か月になりますので、計画的に収集するようにしてせっかく取得した書類の期限を切らして再取得するなど二度手間にならないようにしましょう。

母国から取得した書類は日本語に翻訳することが必要ですので間違ってもそのままの状態で提出しないようにしてください。

③ 申請書類等の作成

必要書類の収集が済んだら申請書、理由書等の作成です。

しっかり収集した書類に基づいた申請書等を作成することが必要です。

申請書は出入国在留管理局のホームページからダウンロードすることができますが、理由書は決められた形のものはありませんので自由な形式で作成することになります。

理由書の作成では、なぜ永住権を取得したいかなどを書くことはもちろんですが、くれぐれも誤字脱字や間違った日本語の使用には十分注意しましょう。

間違った日本語などで審査をされれば不利なることもあります。

④ 入国管理局に申請・審査

書類がすべて揃って申請書の作成も終わると、いよいよ出入国在留管理局に申請です。

出入国在留管理局は平日の日中しか開いていませんので、平日に休みがある方は問題ありませんが、そうでない場合は平日に休みを取って申請をしに行くという手間がかかってしまいます。

そして申請を無事に受け付けてもらうと審査が始まります。

出入国在留管理局のホームページには標準処理期間( 審査期間 )は4か月とされていますが、中には審査期間が1年かかったという話も聞きますので参考程度にしてもらえればと思います。

審査期間中に勤務先の調査やご自宅の訪問もあったというケースもあります。

また、出入国在留管理局から追加で資料の提出などを求められることがありますが、行政書士に依頼した場合であれば行政書士が対応しますが、ご自身で申請する場合は誤った書類を提出しないよう、そして忘れずに提出するようにしっかりとした対応をとるようにしましょう。

⑤ 結果の通知

審査が終了するとご自宅に結果の通知が来ます。

許可の場合は通知のハガキが送られてきて、そのハガキに書かれているものを期日まで出入国在留管理局に持って行って永住ビザの在留カードを受け取りに行くことになります。

不許可の場合は簡易書留で封筒が送られてきて、中に簡単な不許可の理由が書かれています。再申請をする場合は不許可の具体的な理由を出入国在留管理局に直接聞きに行くことになります。

そして不許可の理由を払拭して再申請をしていくことになります。


まとめ

今回は永住権申請の2パターンを解説いしていきましたが、いかがでしたでしょうか。

行政書士に依頼をすることにより、ご自身で書類の収集や申請書を作成する手間が省けますし、不許可になった場合にしっかり対処してもらえますので、確実に早く申請をしたい場合には専門の行政書士に依頼することをおすすめいたします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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