Column
Column
(2024年7月 更新)
どのビザから永住権の申請をする場合でも、各要件にプラスして「 身元保証人 」が必要となります。
おそらく多くの方は保証人という言葉を聞くとあまりいいイメージを持っておらず「 身元保証人になってほしい 」と言われたら身構えてしまうのではないでしょうか。
ですが、永住権の申請の場合の身元保証人は皆さんが思うものとは変わってきますので、今回のコラムを是非とも参考にしていただければと思います。
※ 永住権についてはこちら。
先ほども話に出ましたが、多くの方は保証人という言葉に良いイメージをお持ちではないと思います。
永住権申請の場合の身元保証の内容は「 滞在費 」「 帰国費用 」「 法令順守 」とされていますが、実際には法的な責任を負うものではありませんので、仮に身元保証人を引き受けて外国人の方が何か問題を起こしても責任を追及されたり、帰国費用を代わりに支払うといったことは起きません。
つまり永住権申請の場合の責任は道義的責任という事になります。
身元保証人になった場合に、もし外国人の方が何か問題を起こしてしまったら「 永住権申請の時に大丈夫って言ったじゃないですか! 」という事になり、この人は身元保証人としての適格性を欠いているという扱いになるため、次回以降に別の外国人の方から永住権申請の身元保証人になってほしいとお願いをされても身元保証人になれなかったり、他のビザに関する保証人になれなくなることがあります。
これが永住権申請時の身元保証人の責任です。
身元保証人になれるのは「日本人」と「永住者」です。
ちなみに日本に帰化した外国人の方については、現在は日本人 ( 日本国籍 ) なので身元保証人になることができます。
日本人の配偶者や永住者の配偶者のビザをお持ちの方は、夫 ( 妻 ) に身元保証人をお願いすることになりますが、それ以外のビザの方は友人や会社の上司にお願いするパターンが多くなっていますね。
あまりご自身と関係のない人にお願いをすると、どんな関係なのかを追加資料として求められてしまうことがありますので注意をしましょう。
2022年6月1日から必要書類が簡素化されましたので、下記のものが必要となります。
・身元保証書
・身元保証人の身分証コピー ( 免許証など )
以前は身元保証人の収入証明書や納税証明書などが必要でしたが現在はそれらが不要になりました。
そのため大幅に身元保証人のハードルが下がったように感じます。
今回は永住権申請の際に必要となる身元保証人について解説を行っていきましたが、一般的な保証人との違いはご理解いただけたでしょうか。
今後、永住権を取得する予定の方はこのコラムの内容を身元保証人をお願いしたい方にしっかりと伝えていただければと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
※ 永住ビザの料金はこちら。