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effortコラム

2023年02月17日外国人の雇用外国人の方の採用について

外国人の採用

(2024年8月 更新)

日本と海外では当然ながら文化の違いがあります。

それは日常生活のみに限った事ではなく雇用という観点から見ても日本と海外では大きな違いがあります。

これから外国人の方を雇用したいとお考えになる企業様は海外の就職活動事情や海外の企業が採用に当たってどんな点に重きを向けているかなどを踏まえながら外国人の雇用を考えていかなくてはなりません。

そこで今回のコラムでは日本の企業が外国人の方を雇用(採用)するにあたって、どのような注意が必要かなどについて解説を行っていきますので、一つ参考にしていただけますと幸いです。

新卒の採用について

まず、新しく従業員を雇用しようと考えた時に長く働いてもらいたいという想いから新卒の若い人を雇いたいと思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

いわゆる新卒ブランドと呼ばれるものですね。ところがこの新卒ブランドというのは日本独自のものであり、海外に目を向けてみるとあまり新卒であることは重要視されていないことがほとんどです。


大学の違い

日本の大学の場合は3年生から企業研究などを始め、説明会や面接を経て4年生の夏から秋頃にかけて内定先が決まり始めるという流れが一般的ですが、海外の場合は大学在留中は勉学に専念して卒業してから就職活動をするというのが一般的です。

なぜそのような違いがあるのかというと、まず授業のスタイルの違いが挙げられます。

日本の場合、講義式で教授が一方的に進めていき学生は必要なところをメモしていくスタイルが普通ですが、海外の大学の場合は少人数の授業で活発な意見交換が展開されていくスタイルも珍しくありません。

そのため授業についていくために自宅での学習時間を多く確保する必要が出てきます。

卒業に関しても海外ではテストをクリアするということはもちろん、出席率、ディスカッションの発言量や非常に多くの課題を複数の教科分こなさなければ成績不良となり卒業できなくなるという傾向があるため、学生のうちから就職活動をする余裕がないためになります。


海外の学生の就職活動について

海外の学生は在学中に就職活動をしていないということで大学を卒業してから就職活動を行うことになるのですが、海外の企業では日本の企業ほど研修制度が充実しておらず、どちらかというと即戦力を求める傾向があります。

そのため、インターンシップやボランティアを経て就職先を決める事が多く見受けられます。

これは学生の側からすれば大学で学んだことを実践で活かすことを目的として企業のインターンシップに参加するので、仕事を1から覚える必要がないうえに自分に合う仕事を見極めながら経験を積むことができるというメリットがあります。

企業の側に立っても、海外のインターンシップは日本の短期間で開催される企業紹介の意味合いが強いインターンシップとは違い、実際に仕事の一端を任せて本採用までの使用期間という意味合いで行われているので即戦力の人材をスカウトできるというメリットがあります。


年齢、転職回数に関する考え方

海外では新卒を採用するというよりも即戦力となる人材を求める傾向がありますので、年齢や転職回数についてはあまり重要視されていません。

実際、日本に留学生として来日している外国人の方を見ても海外で大学まで卒業してから来日していたり、来日後に日本語学校に入学して、その後に日本の大学に入学する方も多いため必然的に日本の大学を卒業する年齢も高くなり、大学院を卒業するころには30歳くらいになる方も珍しくありません。

転職回数についても日本の場合はそれが複数回あると「 就職してもすぐに辞めてしまうんじゃないか 」とマイナス面に考える傾向がありますが、海外では自身のスキルをより活かして収入を増やし、キャリアアップにつなげるための転職については抵抗感が薄い国も多くあります。

以上の点を踏まえると、留学生の方の年齢についてはそれだけを見るのではなく過去の学歴も見て判断することが必要になりますし、転職回数についてもその数だけで判断せずに職種に一貫性があるのか、という点も見落とさないようにした方が良いでしょう。


まとめ

今回は外国人の方の採用について日本の考え方だけではなく、海外の考えなども織り交ぜながら解説を行っていきましたが、多くの違いを感じていただけたのではないでしょうか。

そのため「年齢制限を緩める」「通年での採用にする」「インターンシップを取り入れる」などにより外国人の方も応募がしやすくなり、優秀な人材を確保しやすくなることもありますので参考にしていただけると幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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